「彼は死をほのめかしていた」劇的逮捕された樋田容疑者、友人の告白
9月29日夜、「樋田容疑者逮捕」のニュース速報が全国を駆け巡った。大阪府警富田林署から逃走して48日。
最後は山口県周南市内で万引きをした容疑で逮捕という、あっけない幕切れだった。
大阪〜山口は直線距離にして360km。樋田容疑者は、どんなことを思い、どんな方法で、警察の目から逃れてきたのか。
逮捕直前、本誌記者は樋田容疑者が以前から信頼を寄せていたA氏に接触。その話から、逃走劇の一部始終が見えてきた。
樋田容疑者、逃走中に広島滞在か しまなみ海道渡り
大阪府警富田林署から逃走した無職、樋田淳也容疑者(30)が加重逃走容疑で逮捕された事件で、樋田容疑者と同行していた男(44)が「広島県呉市や広島市に滞在した」と話していることが1日、捜査関係者への取材で分かった。
原爆ドームや大和ミュージアム(呉市海事歴史科学館)を訪れたという。
樋田容疑者は山口県周南(しゅうなん)市で身柄を確保されており、富田林署捜査本部は男とともに四国から広島に入り、旅行者を装って西進したとみている。
樋田容疑者を送検 加重逃走容疑で大阪府警
大阪府警富田林署捜査本部は1日、加重逃走容疑で樋田淳也容疑者(30)を大阪地検堺支部に送検した。
女性ばかり被害 樋田容疑者、卑劣犯罪エスカレート
「口が達者で、立ち回りがうまい。ちょっとしたワルという感じだった」
過去に窃盗容疑で、樋田淳也容疑者を摘発したことのある大阪府警の元警察官は当時の印象をこう語った。
「何とか示談にならないか」と父親が懇願していたのを覚えている。「息子のことを溺愛している感じがした」
自転車で日本一周の男性と行動 約3週間前から
大阪府警富田林署から逃走した無職、樋田(ひだ)淳也容疑者(30)が山口県周南市で発見された事件で、樋田容疑者が約3週間前から、自転車で日本一周旅行中の男性(44)と行動を共にしていたことが30日、大阪府警富田林署捜査本部への取材で分かった。
男性は「彼が樋田容疑者とは知らなかった」と供述。
捜査本部は犯人隠避など事件に関与した疑いは低いとみているが、今後、男性から詳しく事情を聴き、逃走後の足取りを解明する。
府警の広田耕一本部長は同日午前5時から府警本部(大阪市中央区)で会見。
「事案発生以来、約1カ月半にわたり、地域住民や府民、全国のみなさまに大変な不安と心配をおかけしたことに、改めて深くお詫び申し上げる」と謝罪した。
捜査本部によると、男性は約3週間前に、愛媛県内の道の駅で樋田容疑者と知り合った。
逃走事件については知っていたが、一緒にいたのが樋田容疑者本人とは気づいておらず、捜査関係者から事実を知らされると驚いていたという。
警備員の機転で呼び止め 容疑者「何で警察を呼ぶんだ」
逮捕のきっかけは、警備員のとっさの判断だった。
山口県周南市の道の駅「ソレーネ周南」を管理する周南ツーリズム協議会の笹木大(ひろし)事務局長(40)によると、私服の女性警備員が樋田淳也容疑者に声をかけた。
会計をせずに商品を服の中や手に持って店の外に出ようとしていたので、呼び止めたという。
樋田容疑者は「財布を取りにきただけだ」と言ったが、事務所に連れて行った。
事務所で「いすに座って」と言ったが、「何でなんだ」と抵抗する様子を見せたという。
警察を呼ぼうとすると、「何で警察を呼ぶんだ」と事務所から出ようとするそぶりを見せたので、取り押さえたという。日焼けをしており、目が充血していたという。
東京でも目撃情報 大阪の逃走男、悪友を頼り関東に出没?
大阪府警富田林署から男が脱走した事件について25日の「ビビット」が伝えた
大阪にいない場合、悪友を頼りに東京にいるかもしれないと男の知人
9月中旬には品川駅前のホテルに似た男がいると通報があった
捜査員3000人「樋田淳也容疑者」を追う大阪府警の眠れない夜
平成最後の夏に大阪・富田林署で発生した、凶悪犯の脱走劇。
一刻も早く逮捕しなければ、市民に危険が及んでもおかしくはない。だが、男は巧妙に逃走を続ける。現場で追う大阪府警の苦悩とは。
twitter投稿による説明
8月中旬の逃走から約1か月、未だに逃亡を続け、関西中を恐怖のズンドコに陥れている #樋田淳也 容疑者
逃走当時の留置所の様子が、素敵な言い訳として聞こえてきた
当時の署員は2人
1人は休憩中、もう1人は備品の洗浄をしており、流水音でアクリル板を破る音が聞こえなかった、んだとさ(-_-;) pic.twitter.com/SfdzvbEMPl— 06Jun2010 (@06Jun2010) 2018年9月12日
富田林署の容疑者逃走事件に橋下氏、「接見が終わったことを告げるのが弁護士のマナーだ」
大阪府警富田林署から樋田淳也容疑者が逃走した事件から1か月近くが経過しようとしている。6日放送のAbemaTV『橋下徹の即リプ!』には、視聴者から「被疑者の接見後に起こったことで、警察の責任は勿論、接見終了を告げなかった弁護人にも責任があるのではないかとも言われていますが本当でしょうか」との質問が寄せられた。
まもなく発生から1カ月 富田林署の容疑者逃走事件が長引く原因は
富田林署から容疑者が脱走した事件は、発生からまもなく1カ月を迎える
逮捕に至らない1番の原因は「初動捜査」にあると専門家は分析
また現場の人間に容疑者についての情報が降りてこないのも問題だという
無料通話で情報提供を、11日午前9時に回線開設 樋田容疑者逃走、12日で1カ月
大阪府警富田林署から勾留中の無職樋田淳也容疑者が逃走した事件で、府警は11日午前9時に専用の無料回線を開設する。12日で逃走から1カ月。
これまで富田林署の代表回線を使用してきたが、「通報者に電話代負担が掛からないようにする」として設置を決めた。番号は(0120)224110。24時間対応。
逃走凶暴犯「樋田淳也」に懸賞金300万円!さっそく有力情報
「大阪の社長が中心となって、300万円の懸賞金がかけられました」と司会の真矢ミキが伝える。
大阪・富田林署から逃走した樋田淳也容疑者はいっこうに捕まらないが、建設会社社長の津坂尚志さんが仲間とともに300万円の懸賞金を出して、樋田の情報を募っている。
容疑者の実家近くでミニバイク盗難…逃走の“足” 頻繁に乗り換えか!?
大阪府警富田林署の面会室から男が逃走した事件で、指名手配されている無職、樋田淳也容疑者(30)の同府松原市内にある実家近くで、ミニバイクの窃盗事件が発生していたことが15日、捜査関係者への取材で分かった。
樋田容疑者は同署近くで赤い自転車を盗み、実家方向に逃走したとみられることがすでに判明。
この自転車も、ミニバイクの盗難現場からそれほど遠くない場所で乗り捨てられていた。
富田林署から逃走中の樋田容疑者、反社会性パーソナリティ障害の可能性…情性欠如者の恐ろしさ
一連のひったくり事件に樋田容疑者が関与しているとすれば、反社会性パーソナリティ障害の可能性が高い。
反社会性パーソナリティ障害の人は、規範意識が低く、逮捕の原因になる行為を繰り返すからである。
また、樋田容疑者は女性を暴行したとして、強制性交の罪でも逮捕・起訴されているが、これは性衝動をコントロールできないからだろう。
衝動コントロールができないからこそ、性欲を満たすためなら法を犯すことでも平気でする。
ひったくりは金銭欲を満たすためだろうが、このように自らの欲望を満たすために反社会的行為を繰り返すのも、反社会性パーソナリティ障害の特徴だ。
ニュースサイトで読む: https://biz-journal.jp/2018/08/post_24475.html
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樋田容疑者に似た男と通報 パトカー追跡、高校生事故死
30日午後9時25分ごろ、大阪市西区安治川1丁目の市道で、バイクに乗っていた大阪市此花区の男子高校生(17)がバス停の柱に衝突し、頭などを強く打って死亡した。
大阪府警は、留置中に富田林署から逃走した樋田淳也容疑者(30)に似た男がいると通報を受け、このバイクをパトカーで追跡中だった。
乱れ飛ぶ目撃情報、確認追われる府警 容疑者逃走事件
大阪府警富田林署で留置中の樋田淳也容疑者(30)が逃走してから、31日で20日。連日3千人態勢の捜索が続くが、足取りは2週間前に途絶えたままだ。
一方で「目撃情報」はSNSを含め、乱れ飛んでいる。
【富田林署逃走】大阪府民に危険な樋田容疑者を放った「大阪府警の怠慢ぶり」は常軌を逸する
「皆様に多大な不安とご心配をかけ、大変申し訳なく思っている」
大失態に大阪府警の広田耕一本部長は平身低頭だ。猛暑でぼけているのか。
8月12日夜、強盗致傷や強制性交などの疑いで逮捕されていた樋田淳也容疑者(30)が、富田林署の留置所から逃走した。所持品はゼロ。
自転車を盗んで羽曳野市に乗り捨て、その後、ミニバイクを盗んで大阪市内などで自転車の女性などからひったくりを繰り返していると見られたが、それらの動きが報じられるとパタリと動きが止まっている。
盗んだとみられる女性の携帯電話を、移動するトラックの荷台に放り込むなど、攪乱作戦はなかなかのもの。